通神誕条日：9月20日　身長：210cm

平安時代に華々しく登場した通り。共に地上に降り立った朱雀を肩にのせ、平安京の明るい行く末を望んでいたが……

illustrator：浅島ヨシユキ

朱雀大路は平安京のメインストリート。南は羅城門から北は朱雀門までのおおよそ4キロなる距離の通りには美しい柳の並木が見られた。主に朝廷の権威発揚の場となることが朱雀大路が担う役割だった。また朱雀大路は船岡山が正面に来るように決められたとも言われている。平安京が出来て100年も経たぬうちに、もともと通行に必要な幅をはるかに超えていたことに加え、大火事や疫病などで右京と共に衰退の一途をたどってゆく。現在、82～84メートルの幅があったとされる朱雀大路の面影はもはや残ってはいない。